Crystallography on Mac

ここでは、Mac で X線結晶構造解析を行うためのセットアップ方法を紹介します。

 Mac で X線結晶構造解析を行う最大の利点は、構造解析から論文作成までのすべての作業が1台のコンピュータで行えることです。Mac は構造解析に用いられる数多くのソフトに対応しています。ほとんどの構造解析ソフトは、UNIX の環境を必要とします。Mac の OS(オペレーティング・システム)である Mac OS X は UNIX 系 OS なので、構造解析ソフトを Mac に簡単にインストールして使うことができます。また、Mac では解析した構造を発表するために用いられるスタンダードの文章作成や作図ソフト(Microsoft Office, Photoshop, Illustrator など)が使えます。

 Mac を使う利点は他にもあります。例えば、高性能のハードウェアが標準装備されていることです。デスクトップコンピュータ(iMac, Mac mini, Mac Pro)はもちろん、ノートブックコンピュータ(MacBook Air と MacBook Pro)にも高性能のグラフィックカードと CPU が搭載されており、いずれのコンピュータでも構造解析ソフトが快適に動作します。

 まず、基本セットアップを行ってから、必要なソフトを下記のリンク先の手順に従ってインストールします。ソフトによっては簡単なチュートリアルも書きましたので、よければ参考にしてください。基本セットアップは、上から順番に行うことをお勧めします。ここでは、Mac OS X 10.8 以上(Mountain Lion)がインストールされたコンピュータでセットアップを行うことを想定しています。

最終更新日:2012年12月30日

 

基本セットアップ


  • Xcode
  • ターミナル
  • X11
  • Fink
  • TextMate
  • Z Shell
  •  

    結晶構造解析ソフト


  • APBS
  • CCP4
  • CNS
  • Coot
  • iMosflm
  • Phaser
  • Phenix
  • PyMOL
  • Ribbons
  • SHELX
  • SOLVE / RESOLVE
  •  

    周辺機器


  • Magic Mouse & Magic Trackpad
  • Zalman 3D Monitor