氷川丸

子供の夏休みの自由研究ということで、氷川丸と日本郵船歴史博物館を見学しました。そもそも氷川丸は何の目的で作られ、どのような歴史をたどったのか知らなかったので、歴史博物館を先に見学して少し勉強することにしました。氷川丸を保有し、運航していた日本郵船会社は、明治時代に設立されてから短期間で目覚ましい発展を遂げて世界のトップクラスの海運会社になったことを初めて知りました。博物館には、豪華客船の中の写真、アメリカなどに配布されていた日本を紹介する旅行パンフレット、客船の料理などが展示されていて、当時の様子がなんとなくイメージできました。
 博物館を見た後に、徒歩で氷川丸へ移動して、船の中を見ました。豪華客船というと、飛鳥をイメージしてしまうので、狭いというが第一印象でした。これで 2~3 週間かけて太平洋を渡ったのか、と思いました。一等客室でも狭いと感じました。三等客室は二段ベッドしかなく、夜行列車の寝室を狭くした感じです。びっくりしたのですが、調理場では火が使えなかったそうです。船は全体的に重厚な作りになっていて、共通ラウンジなどに材料(木材や鉄など)は惜しみなく利用されている印象を受けました。暑い一日で大変でしたが、勉強になりました。自由研究をしている当人より親の方が夢中になっていたかも …..。