AutoPairs

AutoPairs という便利なソフトを見つけました。左側の括弧(かっこ)や引用符(クォーテーションマーク)を入力すると、自動的に閉じてくれます。タイプの負担とミスを軽減してくれます。TextMate というエディターにこの機能はありますが、AutoPairs をインストールすれば、Microsoft Word など他のアプリケーションでもこの機能が使えるようになります。早速 Microsoft Word で色々な括弧を入力してみました。半角で入力した括弧は大丈夫ですが、

autopairs_test1

全角だと、丸括弧(shift + 8)と山括弧(shift + <)が正常に閉じられません。 autopairs_test2

そこでソフトに簡単なハックを施してみました。まず、ターミナルで AutoPairs の中の Resources というフォルダに入り、Mac OS X に標準装備されているテキストエディットで Macros.plist というファイルを開きました。

zsh-% cd ~/Library/PreferencePanes/AutoPairs.prefPane/Contents/PlugIns/AutoPairs.app/Contents/Resources
zsh-% ls -1
Backgrounder-Info.plist
English.lproj/
Macros.plist
Pairs3.icns
zsh-% open -a TextEdit Macros.plist
zsh-% 

そして下図の青色でハイライトしてある部分を書き加えて保存しました。

autopairs_modify

ログアウト/ログインしてから、Microsoft Word を再起動し、再度括弧を入力したところ、丸括弧は正常に表示されましたが、山括弧の方は直りませんでした。

autopairs_test3

また Safari や Pages など Mac OS X のネイティブなアプリケーションでは、全角括弧(と全角引用符)は閉じないので、上記のハックは修正といえるか微妙なところです。